「新星杯」漫画コンクール(以下、「新星杯」に略す)はファンファン漫画主催で、集英社から特別支援を受けており、2007年から14年間連続開催してきました。優れた海外リソースに恵まれて、「新星杯」は中国トップクラスの漫画コンクールに成長して名を馳せるようになりました。毎年では中国の漫画家や業界プロフェッショナルだけでなく、集英社またスクエアエニックスの漫画家や編集者の方々にも審査員を担当して頂いており、その中に「斉木楠雄のΨ難」の麻生周一先生と「銀魂」の空知英秋先生も含まれています。とくに空知先生をお誘いする際、「『ゴリラ杯※』だからぜひ」というネタで話が盛り上がりまして、喜んで担当して頂きました。
※中国語では、「新星」の発音はゴリラを意味する「猩猩」とほぼ同じです。
去年はコロナの影響で一時中断しましたが、例年ではいつも毎年11月に開催する「新星杯」の表彰式に日本から審査員たちをお誘いし、受賞者たちに日本の漫画編集者とフェイス・トゥ・フェイスで交流する場を用意しています。そして、表彰式の直後に一部の受賞者を集英社見学に招待し、それを通して彼らの漫画家の夢を少しでも膨らませればと我々は期待しています。
スタートしてから14年間、「新星杯」はすでに100人以上の新人漫画家を発掘しており、そのうち10人以上は日本デビューを果たしています。幽・霊先生(第5回「新星杯」)の「兄に付ける薬はない!」、第年秒先生(第7回「新星杯))の「群青のマグメル」は日本にでもとても人気になっており、アニメ化もされています。Hands2先生(第12回「新星杯」)と四夢灯先生(第12回「新星杯」)はそれぞれ第97回「手塚賞」準入選と第99回「手塚賞」佳作を受賞しています。失敗戦記先生(第10回「新星杯」)の作品は第85回小学館新人コミック青年部門に入選されています。他にも日本で連載・単行本発売のチャンスを捕まえた「新星杯」出身作家が多くいて、プロの漫画家の道を一歩ずつ堅実に歩んでいます。
そして今、第15回「新星杯」漫画コンクールはついに幕を開けられ、作品募集を始めました!中国人か中国在住者に限らず、中国語がわかる、かつ漫画創作が大好きな方であれば、「新星杯」を通してプロの漫画家への道を歩き出すチャンスをぜひお見逃しなし!
詳細はこちら:http://xxb.fanfannet.com/