先日、中国で有名なゲーム配信プラットフォーム「TapTap」の運営会社「X.D. Network(心動網絡)」が2021年の通期決算を発表し、それによると、同社の2021年の総売上高は27億元で前年同期比5.1%減となり、通期純損失が9億1730万元となったとの事。
2021年に「X.D. Network」のゲーム事業の売上は前年同期比17%減の17億8400元となり、これは主に『ラグナロクオンラインM』及び『うらら〜ハンターライフ〜』等の既存タイトルの売上が減少したため。
2021年の年末までに、同社のゲーム開発に携わる従業員の数が約1270人となり、2020年に比べて約140人増えた。現在、同社には計13本の新規ゲームが開発段階にあり、そのうちの5本がαテストを開始している。
2021年に同社の有料ゲームによる売上は前年同期比42%増の2億元となり、これは主に『ヒューマンフォールフラット』及び『Terraria』の売れ行きが好調であるため。
2021年、「TapTap」の中国版の月間平均アクティブユーザー数は3157万人で、前年同期に比べて22.8%増となった。合計ゲームダウンロード数は5億7940万件に達し、前年同期比42.1%増となった。「TapTap」のグローバル版の月間平均アクティブユーザー数は1224万人で、前年同期比154.3%増となった。
今回の通期決算の発表で、「X.D. Network」のCEDである黄一孟氏は「コロナウィルスと政策の影響により、会社に多くの課題をもたらし、新規ゲームが大幅に減少した中でもTapTapの月間平均アクティブユーザー数は前年同期に比べて22.8%の増加を記録し、合計ゲームダウンロード数が前年同期比42.1%増となった。2022年には多くのゲームが海外でリリースされる予定となって、5月には「T3」がリリースされる予定で、下半期には『Torchlight: Infinite』と『鈴蘭之剣』の2タイトルがリリースを予定している」と述べた。