先日、調査会社の「Niko Partners」社が「中国コンシューマーゲーム市場レポート」を発表し、中国のコンシューマー市場は2025年まで成長を続けると予想している。その頃には、ゲーム機のハードウェア及びソフトウェアの市場規模とプレイヤーの総支出額は24.6億ドルに達すると思われる。
同社は、2020年の中国コンシューマー市場を18.4億ドルと評価しており、この成長のスピードから見ると、中国コンシューマーゲーム市場の5年間の複合年間成長率は約5.9%となっている。コンシューマープレイヤーの成長率はそれよりも上回っていて、昨年の1320万人から2025には2390万人に急増するすると予想されている。
「Niko Partners」の創業者兼社長のLisa Hanson氏は、次のように述べている:「2025年までに、任天堂スイッチの継続的な販売、PS5とXboxシリーズの新型であるX|Sの供給の回復、中国プレイヤーがハイクオリティゲームに対する需要の高まり等が、個人消費の成長を牽引する重要な原因となるでしょう。」
現段階のコンシューマーゲームのその他の成長機会としては、サブスクリプション、無料ゲーム、クラウドゲームなどがある。サブスクリプションモデルはコンシューマープラットフォームのプレイヤーにとっては最もメリットがあり、無料ゲームとクラウドゲームは開発者にとってはメリットがある。
中国のコンシューマーゲーム機市場は成長しているが、中国のゲーム市場全体で占めるシェアはまだ比較的小さい。「Niko Partners」は、コンシューマーゲームが昨年中国のゲーム消費総額に占める割合は4.1%で、2025年には4.3%に増加すると予測している。