7月9日、「パーフェクトワールド」は2021年の半期業績予想を発表し、当期の親会社に帰属する純利益は2.3億元~2.7億元で、前年同期比は78.75%~81.90%減少した。当期の基本的な1株当たりの利益は0.12~0.14元/株で、2020年同期は0.66元/株だった。
「パーフェクトワールド」は、様々の要因が重なり、報告期間中に純利益が減少したものの、新作ゲームがもたらす利益はこれから徐々に増えると指摘している。
現在「パーフェクトワールド」の開発中のゲームはMMORPG、ARPG、カード、サンドボックス等の様々なジャンルをカバーし、二次元未来SF、二次元和風ファンタジー、東方武侠等の様々な題材を含み、オープンワールド等の要素を取り入れている。
「パーフェクトワールド」が『幻塔』、『ワンパンマン:ワールド』、『天龍八部2』等の多くのゲームを開発していて、その中の『幻塔』は7月15日にαテストを行うと発表した。
同時に、「パーフェクトワールド」は当期純利益が減少した理由の一部を公開した。
まず、マーケティング費用とゲームの課金収入が同一期間に計算されていない。第2四半期に多くの新作ゲームがリリースされ、マーケティング費用を集中的に半期報告に記入する一方、ゲームの課金収入は下半期に計算され、業績への貢献はこれからの報告にて確認出来るという仕組みになっている。前年同期は、当社の主要ゲーム作品は成熟期にあり、前述のような状況はなかった。
2021年上半期、「パーフェクトワールド」は横スクロールアクションゲーム『非常英雄救世奇縁』、ローグライクカードゲーム『旧日伝説』、MMOARPG『戦神遺跡』、そしてターン制MMORPG『夢幻新誅仙』の4つのゲーム作品をリリースした。
その中で、『戦神遺跡』は5月20日にサービス開始から1時間たらず国内のiOS無料ゲームランキングでトップになった。『夢幻新誅仙』は6月25日にリリースされ、リリースの翌日に国内のiOS無料ゲームランキングでトップになっていて、これまでの累計売上は2.5億元を超えていた。
現在「パーフェクトワールド」は海外で運営したゲームのレイアウトを調整し、期待通りの結果が得られなかった海外ゲームプロジェクトの一部の運営を停止し、それに関する費用と開発費用が合わせて2.7億元の損失となっていた。
それと、昨年同期はコロナの影響を受け、殆どのゲームの売上が増加した。今年はコロナが徐々に収まるにつれて、報告期間内の当社の主要ゲーム作品の売上は前年同期に比べて減少するのも当然の事。