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「IGG」社が2021年上半期の決算報告を発表し、営業収入は32億3700万香港ドルに達する

『Lords Mobile』などの人気ゲーム作品を開発した「IGG」社は先日、2021年上半期の決算報告を発表した。報告によると、「IGG」社の上半期の営業収入は32億3700万香港ドルで、前年同期の24億2600万香港ドルと比べると前年同期比33%増となり、半期の収入としては最高を更新した。当期において、北米、アジア、欧州の各市場からの収入は、それぞれ総収入の36%、35%、22%を占めた。

同社の当期利益は5.77億香港ドルで、前年同期の10.32億香港ドルから44%減少した。市場の変動などにより、本年同期の投資収益は8800万香港ドルで、2020年同期の4.23億香港ドルを下回っている。本年同期の投資収益は、主にモバイルインターネット及びゲーム産業(心動遊戯等のゲーム会社)への投資が成功した事によるもの。

投資収益を除く中核事業の純利益は4.89億香港ドルで、前年同期比20%の減少となった。これは主に、同社がマーケティング活動の強化、自社開発能力の強化、多元化する製品の開発に多くの資源を投入した事によるもの。

IGG社の代表的なゲーム作品『Lords Mobile』は、2021年上半期に新しい営業収入を記録した。同ゲームの総売上は27.37億香港ドルに達し、月平均の売上4.8億香港ドルで、総営業収入の84.6%を占めた。同ゲームはこの半年間米国の営業収入ランキングで何度もトップ3に入り、現在全世界で4億4000万人のユーザーがゲームに登録しており、月間アクティブユーザーの数も2000万人に達している。

2016年3月にリリースされた『Lords Mobile』は、「IGG」社初のクロスプラットフォーム、多言語対応、グローバルプレイヤー向けのリアルタイムストラテジーゲーム。その優れたゲーム体験のおかげで、『Lords Mobile』は運営開始から5年が経過した現在も高い人気と売上を維持し、さらに伸ばし続けている。また2021年の上半期、「IGG」は同ゲームのコンテンツと機能を持続的に更新している。そしてIGGは今年4月で日本の有名なアニメーション会社である東映アニメーション株式会社と初の提携を行い、そのヒット作『聖闘士星矢』のキャラクターをコラボキャラとして『Lords Mobile』に登場させた。

2020年上半期にリリースされたゲーム『タイムプリンセス』は、「IGG」が開発した初の女性向けのゲームで、2021年上半期の月間総売上は3400万香港ドルを超えている。今年5月に日本でリリースされた後、App Storeで最もダウンロードされたカジュアルゲームとなっていた。最近では、アップル社の2社からも推奨されている。

『タイムプリンセス』は中国大陸でリリースされるための版号も取得しており、8月20日にリリースされる予定となっている。まだ事前登録期間中にもかかわらず、既に200万人以上のユーザーが登録していて、高い成長ポテンシャルを示している。2021年6月30日現在では、同ゲームは全世界で980万人の登録ユーザーを有しており、月間アクティブユーザーの数も100万人に達している。

コロナの発生から1年以上が経過した今、「IGG」社はこのチャンスに“ファミリー向け”というキャッチフレーズを掲げ、人気ゲームをリリースして多数の新規ユーザーを獲得した。同時に、同社は新しいジャンルにも果敢にチャレンジし、女性向けのハイクオリティなゲームをリリースした。ゲームコンテンツの革新を中心としてマーケティング活動を行う事により、安定した収益を上げる事が出来た。「IGG」社は今後も革新的で多様な製品をお客様に届けるために、研究開発と運営への投資を行っていく。

 

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