先日、データリサーチ会社である「NikoPartners」が、アジア地域のゲーム市場に関するレポートを発表した。レポートによると、今後の5年間で、アジア地域のゲーム市場は力強い成長が見込まれるとの事。2025年には、スマホ及びPCのユーザー数は9億4090万人に達すると予想されている。同社のアジア地域全体の複合成長率に対する予測によると、2025年までにこの9億人のプレイヤーがスマホやPCゲームで消費する金額は418億ドルに達するという。
「NikoPartners」は、アジアの10大市場をインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、中国、日本、韓国、インドと定義している。同社の過去の調査では、アジア市場は今後数年間でいくつかの形で成長すると予測されている。クラウドゲームの市場は現在の3倍の規模となり、2025年にはユーザー数が5億人に達すると予測される。eスポーツ産業も、持続的に成長すると見込まれている。
アジア全体では2021年までに成長すると思われていて、現在では最も成長速度が速いのはインドのゲーム市場。同社の予測によると、2021年にインドのゲーム市場の売上は5億3400万ドルに達し、2025年には15ドルに達するという。これは、インドのゲーム市場の規模が4年以内に2倍に拡大することを意味する。
インドのゲーム市場の今年の成長率は、2020年に比べて31.79%に達しているとの事。売上高とユーザー数の両方から見ると、インド市場はアジアで最も急速に成長しているゲーム市場になると予想される。
また、2025年にはインドのゲームユーザーがアジア10か国市場の総ユーザー数の56%を占めると予想されている。